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ソーシャルレンディング おススメしない3つの理由 投資難易度は高い!?

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こんにちは。

今回は「ソーシャルレンディング」について書いてみたいと思います。

最近まで、割とポジティブな情報にあふれていましたが、ここにきて、ネガティブな情報も、ちょくちょく目にするようになったので、いま一度、「ソーシャルレンディング」のリスクについて考えてみたいと思います。

 

ソーシャルレンディングとは?

金融庁のHPに定義が書いてあったので、引用します。

いわゆるソーシャルレンディング(融資(貸付)型クラウドファンディング)とは、インターネットを用いてファンドの募集を行い、投資者からの出資をファンド業者を通じて企業等に貸付ける仕組みをいいます。

 出典:https://www.fsa.go.jp/ordinary/social-lending/index.html

 

基本的な仕組は、ソーシャルレンディング会社(仲介会社)が個人等からインターネットを通じて資金を集めて、集まった資金を借手に貸し出すビジネスです。設立間もない会社は、担保価値が低かったり、信用力が低いため、なかなか銀行から融資を引くことが難しいのが、日本の現状だと思います。

特に日本の場合、バブル期以降は、銀行は金融庁を向いてビジネスをしているため、リスクを取りづらくなっている状況です。

そこで、ソーシャルレンディングサービスを通じて、将来性はあるが、資金が不足している新興企業等に融資し、世の中に高価値なモノやサービスを生み出すのをサポートする意味では、経済にはとてもいいことです。

 

 

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 何が問題なの?

当然に元金と利息を回収して初めて利益になる投資方法ですが、元金の回収の遅れや利息支払の遅れなどが問題となっています。

最近になって貸付金の回収遅延などのニュースが目立つようになってきました。いくつか紹介します。

 大手の回収遅延の事例です

maneo(マネオ)で20億越えの遅延!貸し倒れ?今後どうなるか解説! | 週刊 資産運用通信! (社会貢献と資産運用の両立)

 これは訴訟に発展した事例ですね。

ネット投資仲介会社を集団提訴 投資家ら「虚偽説明」(共同通信) - Yahoo!ニュース

このように最近は、トラブルも起きているようです。

 

おススメできない3つの理由

私がソーシャルレンディングをおススメできない3つの理由は以下の通りです。

POINT

①情報が不足しすぎ

②信用リスクが高すぎる

流動性がない

 それぞれについて詳しく見ていきたいと思います。 

①情報が不足しすぎ

 ソーシャルレンディングのスキームとして、出資者は仲介する会社と「匿名組合契約」を結びます。この契約がやっかいです。

この契約の特徴は、「匿名」とあるように、出資者も借手もお互いに誰が出資しているのか、出資している先がどういう会社なのかが分からない事です。

ソーシャルレンディングの会社によっては、大まかな情報を提供していますが、出資先の情報量があまりにも少ないため、出資に値するビジネスなのか評価しづらい点です。

少なくとも、出資先の「財務情報」、「事業計画」ぐらいは、最低限把握したいですが、それすら満足にできないため、おススメできない理由の1つです。

②信用リスクが高すぎる

 ソーシャルレンディングは、高利回りの案件が多いです。最低でも3%ぐらいの利回りがあるのではないでしょうか。しかし、これは仲介するソーシャルレンディング会社の手数料を差し引いた、出資者に対する利回りです。

このため、借手はもっと高い借入利率で資金を借りていると推測されます。仮に仲介手数料を5%とすれば、最終利回り3%の案件でも、借手の借入利率は8%と高金利です。基本的には金利の高さとリスクの高さは比例する関係にあり、金利でないと借りられないことは、貸倒れるリスク(信用リスク)が高いことを意味しています。

下手したら全額返済されない可能性も十分あるため、信用リスクが高いが、リターンは少ないなという印象です。まだ、高配当の個別株の方がいいような気がします。

さらに、信用リスクを評価したいと思っても情報が少ないので、評価できません

流動性がない

 貸付という投資方法に言えることですが、一度貸し出すと基本的には満期になるまでお金は戻ってきません。途中で解約したくても解約できません。

また債権を売りたいと思っても、他の人に売ることも基本的にはできません。俗にいう流動性リスクを負うことになります。

他に魅力的な投資方法を見つけても、資金が固定されることになり、絶好の投資機会を逃し、機会損失が生まれるかもしれません。

リスクとリターンのバランスが悪い

ソーシャルレンディングは、不十分な情報を基に、信用リスクの高い会社へお金を貸し付けるという、投資方法であるといえます。

米国株式の平均リターンが7%と考えると、10%以下のようなリターンでは、リスクに見合わないと思います。ただし、10%を超えるようなリターンを狙う場合、信用リスクは格段に上昇するため、それも危険です。

実はやっていることは、貸金業で、銀行の本業です。銀行の与信管理は極めて高度ですが、むしろ、その水準でないと利益が出せないビジネスなのかもしれません。

ソーシャルレンディングを投資として採用するには

基本的にはおススメできませんが、投資したい場合のポイントをまとめると以下の様になると思います。 

POINT

・情報開示量が多い案件

・担保が有り、担保価値が適切である

・とにかく分散する

情報開示量が多ければ多いほど、投資の見極めもしやすくなります。また担保があり、担保価値が適切であれば、全額貸倒れるリスクは減らせます。

また、様々な案件に分散させる(何十個という単位で)ことで、貸倒れリスクを減らせます。

ポイントを書いてはみましたが、例えば財務情報を入手したとして、それをどう評価する?、担保価値の評価は適切性はどうやって調べる?、どこまで分散すればいいのか?・・・など、

この投資で本気で利益を上げようと思うのであれば、少なくとも財務分析の知識、不動産評価の知識、統計的に評価した倒産確率に関する金融知識等が求められると思います。

これって相当ハードル高くないですか?

今後は?

今は、不明確な要素が多いですが、今後は金融庁の指導や情報開示のルール整備により、ビジネスは拡大し、成熟する可能性を秘めています

もう少し見極めてからでも遅くないと思います!

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